合格者の声

全国通訳案内士試験という狭き門を見事に突破した先輩の声をお届けします。

#9 OTさん

🌸 面接本番では準備していた「国立西洋美術館」がヒットしました。

◆受験外国語:英語        免除科目:なし  

 

初めに、もし私がTJSの各講座や書籍を知らずに、そして各講座の先生方とお会いできていなかったら、絶対に合格できなかったであろうと、心から感謝しております。ありがとうございました。

 

【1次試験対策で効果的だった学習方法】

■英語

Basic(井関先生)/Advanced(安河内先生)の全講座を1回のみのやりっ放しにせず、知らなかった語彙/熟語、重要構文、特に様々な倒置文をノートに書きだしたうえで復習を繰り返したこと。

 

■日本史

矢崎先生のテキストに色分けで示された重要語句(人名、出来事など)を1つ1つ、図説日本史通覧(帝国書院)の資料本編と巻末年表でチェックし、各重要語句の時代や内容の復習、授業の見返しを繰り返したこと。

 

■地理

河島先生のテキストとTJS書籍(地理)を使い各観光資源の場所と内容確認、授業の見返しを繰り返したこと。

 

■一般常識

米原先生・村上先生の授業を何度もテキストを見ながら見返し、復習したこと。

 

 

【2次試験対策で効果的だった学習方法】

■通訳

・梅津先生の講座を受講したうえで、通訳問題200のDVDを使い、日本語を聞いて、メモを取り、声に出して英訳する練習を、テキスト記載文にとらわれずに、自分なりの英訳が出来るようになるまで行ったこと。

・一通り行うと自分の不得意なジャンル、問題が分かってくるのでそこを重点的に繰り返し、自分で納得いくまで練習したこと。

 

■プレゼン

・多くのテーマの原稿を作り暗記しようとしていた自分にとって、村上先生が講座でおっしゃった「プレゼンは暗記の再現ではなく、(緊張しても話せるように)自分の経験や得意な話題を日ごろから準備し、簡単な英語で言えるようにしておくことがポイント」で、一気に気持ちが楽になり、やるべきことが明確になったこと。

・そして山口先生が示された過去問テーマ一覧と井関先生がテキストで示されたテーマ、および今年度のニュース話題(私の頭に残っているもの)から、今回出そうなテーマを自分なりに予想、書き出したこと。

・上記各テーマで私の経験(my experience)、お薦め(my recommendation)、自分の経験がないテーマはネットで調べ私が面白いと感じた情報をinteresting informationとして自分の言葉で相手に話せるように簡単な文章で作成したこと。そしてここに話をつなげるまでの最初の導入プレゼンも暗記しなくてもいいように簡単な言葉で作成(=使う言葉の確認)したこと。

*これらで感じたことは村上先生のアドバイス通り、自分の知っていることを、簡単な文章で考えるので、思ったより準備がはかどり最終的には約70テーマの準備をおよそ1か月で行うことができました。そして面接本番では準備していた「国立西洋美術館」がヒットしました。

 

■シチュエーション

野村先生、宇津城先生、河村先生、井関先生、村上先生、矢口先生、それぞれ先生方の体験を踏まえた対応の考え方と基本的な流れを様々な演習を通じ学ぶことができたこと。

*面接本番では、講座で練習したとおりに丁寧に相手の要求を確認し、私なりの提案を行い相手から了解を得るところまで出来ました。

 

 

 【1次、2次対策の勉強で特に困難だったこととその克服方法】

①通訳200の教材DVDを使った自学習になかかな手が付けられなかった。そこでとにかくDVDを止めずに通して聞くようにし、聞きながら日本語や(出来るものは)英語でシャドーイングをした。そして徐々にメモ取り、英訳に移行させた。

 

【TJSの講座・教材で役に立ったものとその理由】

①英語Basic(講座):ジャンルごとのキーワードを集中して習得できた。長文問題も本番に慣れるためによかった。

②英語Advanced(講座):どの問題も本番試験に則して作成されているため本番に慣れるためによかった。

③日本史(講座)、地理(講座)、実務(講座):ポイントを授業で何度も見返せたのがよかった。

④一般常識(講座):この科目は内容が毎年更新され書籍もないため本講座のテキストと授業が唯一のよりどころとなりとても助かった。

⑤通訳演習(講座):勉強のやり方を知るのによかった。

⑥通訳問題200(書籍+DVD):⑤を踏まえたうえで面接試験に則した練習を納得がいくまで自学習することができたのがよかった。

⑦書籍(地理):エリアごとのポイント事項が地図とともに分かりやすくまとまっているのがよい。

⑧Keywords600:プレゼン準備の際のテーマごとのキーワード確認に使うことができた。

⑨事務局 大月様(最初の頃は秋本様)より適宜配信いただくメールニュース:私一人で勉強していない、いつも大月さんはじめTJSの皆さんが応援してくれていると常に気持ちの支えになったことに心から感謝しています。

 

*面接当日、私の試験終了後に夕方で薄暗くなっているにもかかわらず大月さんと野村先生に私を見つけていただき手を振っていただいたこと、とても嬉しかったです。

 

【全国通訳案内士としての今後の展望、意気込み】

各観光資源の、なぜそれが有名なのか?見るべきポイントは何か?等、お客様が「へーそーなんだ!なるほど!」と各観光資源の魅力をしっかり実感でき、記憶に残るような話がしたいと私は考えています。その理由は近年、体験型観光がもてはやされる一方で、従来型観光は軽視されているのでは?と私は感じているからです。体験型観光が流行る背景に、従来型観光の各場所でのガイドの説明は、外国人のお客様がスマホで調べれば全部書いていることを挙げている報道を見たことが従来型観光の軽視を感じている理由です。そして私は昨年たまたま、東京観光後の外国人ツアーのお客様(60代くらいの女性)と話す機会があり、私が「東京ではどちらに行かれたのですか?」と伺いましたが、その女性は東京で行った場所の名前が全く分からず、力士と一緒に撮った写真、ご自身で太鼓をたたいている写真、そして浅草や明治神宮の写真、数枚をスマホで見せてくれるに留まりました。このようなことからも私は全国通訳案内士としてしっかりした説明を行い、多くの感動や日本の知識をお客様には持ち帰ってもらい、「日本に行くならMr.OIZUMIにガイドしてもらって!」と言われるようになりたいと考えています。