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第1 神社建築について
1 神社の基本的な境内図
2 神社の用語
① 本殿 / ② 拝殿 / ③ 幣殿 / 神事 ④ 鳥居/結界
⑤ 参道 / ⑥ 神楽殿 / ⑦ 遷宮 / ⑧ 平入と妻入
⑨ 神は白木に宿る / ⑩ 仏教の与えた影響 / ⑪ ご神木
⑫ しめ縄 / ⑬ 依り代
第2 仏教と寺院建築 / 寺院と伽藍配置 / 建築様式
① 和様 / ② 大仏様 / ③ 禅宗様 / ④ 折衷様
第3 住宅その他 / 1 寝殿造 / 2 書院造 / 3 数寄屋造
第4 庭園 / 時代ごとの庭園 / 浄土式庭園 /枯山水庭園
第5 城郭建築
第6 民家建築
第7 重要伝統的建造物群保存地区
一般 4,000円 IJCEE会員 3,200円
本講義を行うにあたり、何故、建築に関する基礎知識が、国際観光ガイドに不可欠なのか、3つの理由を説明します。
第1に、ガイド知識の固有名詞と年号等からの離脱です。この40年間位、日本の教育は、知識に埋没しました。金閣寺にしても、「名称」、「誰が」、「いつ」等の知識の暗記に終始していました。実際、本年度の全国通訳案内士試験では、金閣寺に関し、「足利義満は、足利尊氏の子か否か」、「南北朝時代が終わった年」などの知識を問う問題が出題されました。こうした問題を解くために、受験生は、年代、名前、事件名等の膨大な知識の暗記に追い込まれています。
しかし、インターネットが普及する中で、外国人自身が携帯電話で調べると、そのようなことは、すぐにわかります。時には、ガイドより正確な情報が得られます。もう、知識の羅列型のガイドは、卒業すべきではないでしょうか。むしろ、建築の魅力そのものを解説できる力は、より重要だとと思います。
第2に、論理的な思考方法です。例えば、ある技術が中国から伝来します。しかし、日本の気候風土などの自然環境に適合できず、ある要素が残り、ある要素は、捨てられます。この変化を論理的、歴史的に理解しておく必要があります。その一例が、「和様」、「大仏様」、「禅宗様」、「折衷様」の流れです。また、「神殿造」から、「書院造」、「数寄屋造」、「武家造」への変化も重要です。建築様式の変化は、それだけにとどまらず、内装や家具、彫刻や絵画等幅広い文化の波及効果があります。金閣寺についても、歴史的な説明が必要です。
第3に、現代につながる視点です。いきなり、隈研吾の現代建築を説明しようとする者がいます。しかし、外国人を感動させる建築の多くが、日本固有の建築素材を使ったり、伝統的な和の建築や内装技術を使用しています。近年、最新ホテルなどを見るとますます和の要素が強まっています。つまり、アメリカやヨーロッパで生まれた世界共通の建築技法を踏まえたうえで、和の要素を加えることで、訪日客を魅了するのです。まず、日本の建築の歴史を踏まえ、そのうえで、最新モダン建築を説明できてこそ、富裕層にも対応できるガイドとなると、思います。
無料体験は2つの受講方法があります。※会場受講はございません
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神社と寺院について、外国人ガイドが知っておくべきこと。理解しておくべきことをお話しします。テキストは、80ページをこえます。
第1 神社とお寺
・何故、信仰の場が二つあるのか?
・神社とお寺の元来の目的
第2 神社について
・日本の神の2面性
・八百万の神
・神道理論の確立
第3 仏教について
1 仏教の体系
2 仏教の伝来
3 奈良時代の仏教
第4 仏教の会派
・平安の仏教 密教
1 真言宗
2 天台宗
3 末法思想・浄土信仰
・鎌倉仏教
4 浄土宗
5 浄土真宗
6 日蓮宗
7 臨済宗
8 曹洞宗
9 黄檗宗
第5 仏像 種類と特徴
如来、阿弥陀如来、薬師如来、観音菩薩、地蔵菩薩、不動明王、天、四天王、羅漢なと
第6 江戸時代の宗教
・檀家制度、本末制度
・修験道
・キリスト教
以下の方々には、是非、受講して欲しいと思います。本テキストと講義を何回も視聴することで、日本の宗教や神社仏閣が理解できるようになります。
1 通訳案内士の資格を有していても、宗教について体系的な理解が不足している人。例えば、以下の人達
・禅宗と密教の違いが良く分からない人。
・奈良時代、平安時代、鎌倉・室町時代、江戸時代の宗教の発展が理解できていない人
・お客様を神社や仏閣に案内したくない人
2 ガイドとして活躍したい方
・外国人にも必要な日本の知識検定(KNF検定)の受験者
・新人研修のプレゼンテーションのスピーチの背景となる知識が不足している方。
3 国際人としての常識
・仕事で海外との取引がある方。
外国人から、日本のことを聞かれて説明できない方。
・外国人と接することがおおいなかで、日本人としてのアイデンティが何であるかを知りたいと思う方。
訪日外国人から見て、日本の宗教について、大きく3つの謎があります。
その謎に迫る授業を行います。
第1に、信仰の対象が2つあることです。
日本には、神社と寺院という二つの信仰の対象があります。
西洋のキリスト教の国では、キリスト教会があります。それがカソリックであれ、ルター派であれ、人々は、1つの定めた教会に行きます。
イスラム教では、モスク。ユダヤ教では、シナゴーグです。タイでも、寺院のみです。ほとんどの国で信仰の対象は、1つです。
我が国の、神社仏閣の信者数は、1億83百万人です。
人口より、多いのです。
第2に、日本人は、宗教のことをほとんどしりません。初詣で成田不動に行っても、不動明王や密教のことは知りません。
氏神様や氏子という言葉は、知っていても氏とは何か、ほとんど知りません。
1500年位では、天皇、神道、仏教が社会のリーダーであり、今に残る国宝や重要文化財の建物の大半が宗教施設なので、中学や高校では、宗教のコンテンツは、ほとんど教育していません。
第3に、通訳案内士を含む知識人が、倫理観や宗教的な行為の説明ができません。
今日、日本のスーパーでは、セルフレジが大流行です。これは人が見ていなくても悪いことをしないという倫理観に支えられています。「バチかあたる」という表現こそ、広い意味での日本人の宗教観なのです。
講師名 |
第1回11/20 宗教、第2回12/4 建築、第4回1/15 伝統文化、第6回2/12 自然・環境・四季を担当する米原亮三氏 第3回 12/18日 経済、第5回1/29 社会事情を担当する村上堅治氏 |
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米原亮三 |
True Japan Tour 株式会社社長、特定非営利活動法人日本文化体験交流塾理事長、True Japan School代表。東京大学経済学部卒業後、都庁にて、鈴木俊一都知事秘書、自治体国際化協会ニューヨーク事務所次長、国際化施策担当課長、東京ビッグサイト総務部長、東京都観光部部長などを歴任。都庁を退職後、2008年NPO日本文化体験交流塾を設立し、会員数約1700名と日本最大の通訳案内士団体・語学集団に育成。 |
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村上堅治 |
2次試験模擬面接演習をメインにこれまで多くの合格者を輩出してきたTJSの人気講師の1人。自身も米国の旅行会社のプロガイドとして、知識層専用のロングツアーを中心に大活躍中。大手金融グループの国際部門で40年間勤務した経験を持つ金融・経済の専門家でもあり、英国での駐在、エジンバラ大学院のMBA資格取得など海外経験も豊富である。近年は、模擬面接での的確ながらも親身で温かい指導をされることから、一部の受講生の間で、「ブッダ村上」の愛称で親しまれている。
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True Japan School
True Japan Tour 株式会社 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館本館 地下1階 109号室
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営業時間:火曜~土曜 / 8:00~17:00
定休日:日曜・月曜 ※月曜祝日の場合、翌火曜休業